2016年7月21日木曜日

平島移動教室 裏話⑦(ラスト)


上陸した時よりもきれいに

朝食が終わり、テントもたたみ、


また灼熱の砂浜を往復して荷物を運んだら、



海岸の清掃をしました。

さまざまなものが海岸に流れ着いていました。

例えば、靴(片方)。

なぜでしょう、スニーカーからギョサンまでいろいろな種類の靴を拾いました。

あとは、中身が入ったペットボトル、

読めない外国語で書かれた缶などもありました。

どういう経緯で、持ち主の手から離れ、ここにたどり着いたのか。

ひとつひとつのゴミのストーリーを想像すると

非常に興味深かったです。



結局、ゴミ袋2袋分になりました。

自分たちが上陸した時よりも、海岸が綺麗になると、

平島学習教室の意義を

昨日とはまた違った気持ちで感じることができました。


そして、迎えの船。


口に出さないけれど、誰もがほっとした瞬間でもありました。






平島移動教室 裏話⑥


優雅な朝

本日、1学期が終わりました。平島移動教室に行ったことが大昔のように思えます。
これから、途中になっていた平島移動教室の裏話のつづきを書いていきたいと思います。


2日目の朝。私たちが考えた朝食は、「パンケーキ」です。

このほかにも、お昼ごはん用に「魚の炊き込みご飯おにぎり」を

つくらなければいけないので、大忙しです。





                昨晩のように、3つのかまどに火をおこします。



2つのフライパンでパンケーキを1枚1枚焼いていきます。



生徒と教員合わせて9人いるので、どんどん焼かなくてはなりません。

ただ、パンケーキに火が通るまで触らずに待たなくてはいけない。

この時間がもどかしい。

ようやく、パンケーキが焼け、




海を見ながら、



パンケーキをいただきました。

無人島に似つかぬ、優雅な朝を迎えたのでした。


*朝食後、おにぎり30個分もしっかりにぎりました。



2016年7月1日金曜日

平島移動教室 裏話⑤



小さな灯りと太鼓の音
      
                   
夜は、キャンプファイヤーをしました。

あたりは真っ暗闇で、遠くに母島の街灯や民家の灯りがぼんやり見えていました。



ふと耳を澄ますと、小笠原太鼓が微かに聞こえるような気がしました。

あれ?でも今日は火曜日で、練習はないはず。

「空耳じゃない?」「それとも私たちのために叩いてくれているのかな?」

そんなことを思いながら、耳を澄ましていると

キャンプファイヤー以外には明かりもないのに、

無人島に限られた食料と道具しかなくているのに、
迎えが来ないと帰る足もないのに、
なんだか、家にいるかのように安心することができました。



安心しすぎて、たくさん踊りました。
あとで聞いた話ですが、その日は八丈島の方たちがいらっしゃっていて、
太鼓を叩いていたそうです。
「今まで平島で太鼓の音を聞いたということは聞いたことがない」
というくらい貴重な体験だったようです。






平島移動教室 裏話④



日は沈む

日没時間通りに日は沈みます。普段だと、そんなこと気にも留めないのですが、
無人島では大問題です。私たちが持っている灯りは限られているので、日没までには料理を終わらせなければなりません。




漁師さんのおかげで、大量の魚が手に入りました。
さて、これをどうやって調理するか。



まだ、明るい!余裕でさばきます。


海水で内臓を洗います。

かまど班、火のそばは熱い。

味噌汁もできました。


これは、アクアパッツア。
たぶん、平島でアクアパッツアを食べたのは、
私たちが初めてであろう。
おっと日が暮れてきた。急げ!

食器も用意をして、


いただきます。


あっという間に日が暮れてしまいました。




平島移動教室 裏話③



世界自然遺産で眠るということ

さて、荷物を運び終わりました。お昼ご飯を食べて次にすることは。。。

そう、寝床づくりです。

事前に、テントを張る練習をしていたので、テントの張り方は分かっていますが、
ただ、張ればいいという問題ではありません。

張る場所を選ぶ必要があります。

この周辺にはオオハマボッスなどの貴重な在来種が生育しています。

それらが生育していない場所を探して、テントを張る位置を決めました。

また、それらの在来種はジュズサンゴなどの外来種によって成長を妨げられています。



在来種を守るために、林野庁の方から、説明を受け、


ジュズサンゴを抜いていきます。

そして、いよいよテント張りにかかります。




自分たちのテントは自分たちで張ります。


生徒3人で力を合わせて張ります。



雨が降った時用にシートもかぶせます。


木にだって登ります。たくましい。

こうして、寝床をつくりました。






平島移動教室 裏話②



灼熱の砂浜と膨大な荷物と私たち

皆さんは、無人島に一泊するのにどれくらいの荷物が必要だと思いますか。
これは、学校全体の持ち物リストです。

テント(3基)、銀シート(3)、毛布(9)、電気ランタン(3)、予備電池、ブルーシート(6)トイレ用テント(1)、トイレットペーパー(5)、トイレ用の板(1組)、スコップ(1)タープ、ガムテープ、すずらんテープ、新聞紙、薪(段ボール2箱)、のこぎり、うちわ、火ばさみ(2)、救急箱、蚊取り線香、植木ばさみ、はさみ、ライター、ライフガードチューブ(3)、軍手、ビニール袋、虫よけロウソク、懐中電灯、ヘッドライト、ライフジャケット、ロープ、デジタルカメラ、ビデオカメラ、調理用かまど(2)食器、炊飯用鍋、中華鍋、フライパン(2)、網(2)、テンタル(2)調理器具、ポリ容器(大2、中1、小4*真水が入っている)、飲料水(2ℓ×30本)、クーラーボックス(2)、アルミホイル、たわし、食材、調味料

これに加えて、シュノーケル道具を含めた自分の荷物を生徒3人、教員6人で
約100mの灼熱砂浜を何往復もして運ぶのです。


時刻は、ちょうど昼の12時。気が遠くなりそうです。






会話ゼロ、笑顔もゼロ



ひたすら、運びます。


これ、水が入っていて結構重いんです。



何か拾うのも一苦労。



あーもうだめ。

がんばれ!立つんだ!

先日は、海の中で自分の非力さを感じたけれど、砂浜の上でも
やっぱりひ弱な自分にしばし自己嫌悪を感じるのでした。








平島移動教室 裏話①


平島移動教室裏話

6月7日~8日にかけて平島移動教室に行ってきました。「海が綺麗だった」「キャンプファイヤーが楽しかった」「満天の星空だった」という感想は行ってきた誰もがこぼす言葉でしょう。

もちろん、その言葉に偽りはないのですが、その裏には子どもたちと教員のドラマがありました。それを何回かに分けてつづっていきます。



6月3日(金)快晴、そして強風

そんな中、中一の生徒と教員は平島移動教室に向けて脇浜でシュノーケル実習をしました。



準備運動をしっかりして、


まずは、シュノーケルを使って息ができるかの確認。



その後、隊列を組んで泳ぎます。


次に、足がつかない深さのところまで行き、真下に潜る練習をしました。

「耳が痛くて深くまで潜れない」「どうやったら真下にもぐれるのかわからない」

そんな声が飛び交いました。

学年の先生に潜り方のコツを教えてもらって数分間の練習のあと、
ついに過酷な潜りの練習が始まったのです。

担任の先生が無造作にゴム製のリングとボールを投げ捨てました。

それはみるみるうちに海底へ沈んでいき、姿を消してしまいました。

そして、こう言ったのです。「さあ拾ってきましょう」と。



           みんな、耳抜きをしながら海底に潜り、リングとボールを探します。




やっとリングを見つけるも、あと数センチのところで耳が痛くてギブアップ。

「これが取れないと帰れないよ」と言われ、何度もトライ。




「人間という生き物は水の中ではなんと無力なのだろう」
そんな思いに襲われる。それでも尚、潜る。

平島移動教室で綺麗な海を見るために。

結局、最後の一つは担任の先生にとってきてもらうことになったが、
潜るという感覚を体で覚えることができた気がする。

帰り道、あの過酷な練習にも関わらず、元気にはしゃぐ子どもたちを見て、
体力的には全く問題ないなと思うのであった。



















校長室日記 9  ははじま丸交代式

 ははじま丸新造船が就航されることに伴い、新・現ははじま丸の交代式が、沖港大岸壁で挙行され、本校の児童生徒も参列させていただきました。
 船会社の方々や船員の皆様に子供たちから花束とレイを贈呈し、記念撮影の後、お世話になった現ははじま丸の最後の出航を、子供たちの「ありがとう!」の声が響く中、紙テープで見送りました。
 



ありがとうございました!ははじま丸